アスペルガー症候群により、障害厚生年金3級を受給できたケース

相談者

男性(30代、会社員(障害者雇用))

傷病名:アスペルガー症候群

決定した年金種類と等級:障害厚生年金3級

支給月から更新月までの総支給額:約160万円(有期認定3年)

 

相談時の状況

子供の頃から周囲に馴染めないと感じてはいたが、20歳頃には他人の視線がとても気になるようになって、精神科に通院していたことがあった。ある時、Webでアスペルガー症候群を知り「これだ。」と思い、改めて精神神経科を受診し検査を受けた。そこで思った通りアスペルガー症候群と診断された。

環境の変化や口頭での指示などに対応することが困難な状態で、時には、予想外の状況でパニックになってしまうとのことでした。

そのため、コミュニケーションが取れずに仕事に支障が出てしまい、就労が困難になってると不安な様子でした。

現在は障害者雇用で何とか就労出来ているが、この先が心配だとのことでした。

 

相談から請求まで

ご家族様は、とても熱心に取り組まれているようで、ご相談の際には現在の診断書をご持参くださいました。

内容等に問題はないのですが、障害の原因となった傷病の初診日が不明で、改めて初診日の確認作業をする必要があり、診断書の有効期限が、あとわずかだったため慎重にスケジュールを立てなければならなかったのです。

通常、病院に文書依頼すると3週間程かかるようです。(病院にもよります。)相談者は、幸いにもお仕事に就いておられますが、急なお願い事の対応は困難な状態でした。

先に述べたように、ご両親はとても協力的で大変お世話になりました。

 

結果

障害厚生年金3級の受給が決定し、ご本人並びにご家族様には大変お喜びになられていました。

主治医先生は、受給出来るとは思っていなかった様子で本当に良かったと喜んでおられたとのことでした。

このように、まさか受給出来るなんてといった傷病もありますので日頃大変な思いをされている方は、是非一度ご相談ください。一生懸命お手伝いをさせていただきます。