「てんかん」で障害基礎年金2級を受給した例

相談者:女性(50代)

傷病名:てんかん

決定した年金種類:障害基礎年金2級

支給月から更新月までの総支給額:231万円

 

相談時の様子

最初は本人の妹からお話を伺いました。お話によるとこの方は小さい頃からてんかん発作があり、しがしば意識を失うような事があったようでした。お話を聞く限り障害年金を受給できる可能性はあると感じました。

 

相談からサポートまで

ご相談者様のケースでまず問題になったのは、出生の直後から発作が起きていたので、初診日が50年近く前になってしまうため、当時のカルテが既に破棄されており残っていないことでした。そのため、小学校時代の同級生や近所の友達にその当時の証言を頂き提出しました。

また、てんかんの場合発作の起こっていない時は普通に生活できるため、障害年金の診断書の作成に慣れていない医師の場合、本来なら発作が起こった場合どうなのかを診断書に記載していただきたいところ、発作が起こっていない普通に生活ができている状態を診断書に記載してしまったため、医師に事情をお話して修正していただきました。

 

結果

無事、障害基礎年金2級を受給することができました。ご相談者様は本来なら20歳のころから障害基礎年金をもらえる可能性があったにもかかわらず、その存在を知らなかったため50歳になって初めて請求しました。
もっと制度を周知し受給できる方はきちんと受給できるようにしなければいけないと感じました。