脊髄小脳変性症により、5年遡及で障害厚生年金3級を受給できたケース
相談者
女性(50代、会社員)
傷病名:脊髄小脳変性症
決定した年金種類と等級:障害厚生年金3級
初回振込総額:約300万円
相談時の状況
相談者は、40代後半にふとした体のひねりに違和感を覚えて以来、腰が痛くて歩きにくくなってきたため、マッサージ等で様子を見ていたが、母親が50代の頃に脊髄小脳変性症を発病していたので病院に受診した。
診断の結果、やはり同じく脊髄小脳変性症であった。リハビリと薬物療法が始まったが症状は改善されなかった。
日常生活では杖や歩行器がないと歩行困難だった。外出は夫がいつも一緒にいて支えてくれたので何とかなった。
通勤は夫の送迎があってこそで、就労出来ている。炊事・洗濯も夫が全てしている。当初よりも握力も弱まり、下肢のみならず全体の筋力も弱っていることで、精神的に意欲の低下が見られた。
相談から請求まで
相談者ご本人は、PC関連のお仕事をされているため、これまでの病歴や治療内容等のヒアリングはご主人様と行っていきました。
病院も一定数で、初診証明が明確で障害認定日の受診もあったため認定日請求ができることになりました。
お電話や来社など、ご夫婦の協力体制を実感させていただくことができスムーズに資料等を揃えることが出来ました。
症状は現在も困難な状態ではあったが、今後は進行が予想されるため、今のタイミングで申請をするべきか悩むところでした。
結果
障害厚生年金3級の受給が決定し、更には5年分の遡及も認められたため、初回振込額は約300万円となりました。
ご家族様におかれましては大変お喜びの様子でした。当事務所でも一生懸命にさせていただくことで喜びを感じております。相談者様は、この先の症状が進行するのではと不安なため、家計面だけでも、少しでも助けになれば幸いです。