中度の知的障害で障害基礎年金2級を受給できたケース
相談者
男性(20代/障害者雇用)
傷病名:知的障害
決定した障害年金種類:障害基礎年金2級
年間受給額:78万円
ご相談に来た時の状況
母親が精神不安のため養護施設で育ち小中高と特別支援学校などで過ごした後、障害者枠で就労するが単身で生活を送っているため将来不安だとの事でした。
相談から請求まで
現在はショッピングモールで商品の品出しなどを行っていますが、上司の指示が理解出来ないことや、直ぐに忘れてしまうことから上手く適応出来ずに悩んおられました。
就労は単純作業に限られるため労働能力も低かったとのことです。
炊事なども出来ないため職場のお惣菜などを購入し一日1~2度の食生活を送られており、普段は人間関係に不便を感じさせない会話が出来るため症状の理解はあまりされていない様子でした。
結果
診断書を拝見し、とても障害年金を受給するには厳しい内容でした。
医師との会話も成立するため細かなところまでは上手く伝わっていませんでした。
「IQ=44」の検査結果や「知的障害の改善は望めない」などの記載があることが良かったのかもしれません。
病歴・就労状況等申立書には日常生活や就労の中での不便さを意識しました。
結果、障害基礎年金2級を受給することが出来ました。