糖尿病により、腎不全と両眼糖尿病網膜症で障害厚生年金1級を受給できたケース

相談者:男性 40代

傷病名:腎不全・両眼糖尿病網膜症

決定した年金の種類:障害基礎年金1級

支給月から更新月までの総支給額:280万円  有期認定2級

 

ご相談時の様子

相談者は、40代後半で糖尿病による腎不全のため人工透析導入に伴い障害年金の申請をする予定でした。
糖尿病の発症はかなり前のことで病院に記録が残っているのか心配でした。初診日の確認作業が大変だとお伝えしました。相談者は、複数の受診した病院をあまり覚えていなかったのです。人工透析療法施行中は2級が認定されるところですが、初診証明が取れないと却下されるのが通常なのです。何としてでも協力して初診日の確認をしましょうと密に連絡を取るようにお約束しました。

 

相談からサポートまで

糖尿病の発症がかなり前であることから、若い頃に受診したり入院したことがないかお尋ねしますと、別の症状で入院したことがあるのがわかりました。
ただ病院名は曖昧でしたが、幾つかの保険をかけていたとのことでした。駄目もとで保険会社にお問い合わせくださいましたら、入院証明書(診断書)が見つかりました。
さすがに病院には記録は残っていませんでした。その診断書に検査の結果、糖尿病も診断されたと確認が出来ました。
これで安心して手続きが出来ると思い診断書を依頼したところ、眼の障害も進んでおり、慌てて病院に受診していただき同時に診断書の依頼もお願いすることになりました。

 

結果

ご相談から申請まで約4カ月程かかりましたが、無事に障害厚生年金1級の受給が決まりました。相談者は、週3回、4時間程の人工透析を行う中で一生懸命協力して下さいました。ご高齢の両親との生活が少しでも潤い助けになれば本当に嬉しく感じます。お手伝いが出来て良かったです。